生命保険と損害保険の違い

生命保険と損害保険の違い

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今回は生命保険と損害保険の違いや加入目的について書きたいと思います。

生命保険は保障、損害保険は補償

生命保険と損害保険を一言で説明するなら「保障と補償」の違いと言えます。
同じ読み方ではありますが、その意味合いは異なります。

保障とは?

ある状態が損なわれないように保護し、守ることです。つまり保障の重点は「保護すること」にあるため、万が一が起こった際には予め設定した保険金・給付金額が損害の大小を問わず定額で支払われます。

補償とは?

ものごとの欠けている部分を補い、修正することです。つまり補償の重点は「補うこと」であるため、万が一が起こった際には、予め設定した保険金額の範囲内で、実際に損害を被った部分にのみ保険金額支払われます。

 

生命保険は人の生命に、損害保険は物や事象に対して備える

生保・損保の双方が、万が一のための経済的担保となることに変わりはありません。
しかし、それぞれ保障の対象が異なります。

生命保険の保障対象は人

生命保険は被保険者である人に対して保障をしています。
そのため、生命保険に加入する際は必ず被保険者の健康状態の確認(告知)を行います。

被保険者に万が一があった場合にその時点でいくらの損害額が出たか、という算出はできません。
言い換えると、万が一の際にいくら欲しいかはご自身で決める必要があります。
※その金額を算出する方法がライフプランニングです。

個人の皆さまへ

たとえば、今ブログをご覧の皆さまに万が一があった場合の経済的損失はいくらか?それによって経済的に不利益を被ってしまう方がいるのか?といったことを考える必要があります。
具体的には生活費や住宅費、教育費などが考えられます。

損害保険の補償対象は物や事象

損害保険は生命保険と異なり、人を取り囲む物や事象における損害に対して補償をしています。

種類としては以下があります。
自動車保険 ・・・自動車による事故での損害を補償。搭乗者、相手方(人・物)への賠償、自身の車両の修理代、レッカーやレンタカー費用など。

火災保険・・・戸建て、マンション、店舗、ビニールハウスなど、災害や事故によって生じた損害を補償。主に建物と家財・什器の補償がある。火災だけではなく、風災や水災、地震などでも補償することが可能。突発的な事故や模様替え中の破損汚損でも適用可能。

賠償保険・・・自身が加害者側として被害者から訴えられた場合に負わなければいけない賠償責任を補償。賠償事故は多岐にわたる。最近では企業内におけるハラスメントや安全配慮義務に関わる賠償が多い。「物を壊してしまった」「相手方に経済的損失を与えてしまった」場合などを想定して加入する保険。

サイバー保険・・・主に個人情報の漏洩などが起こった際の賠償責任を補償。直接的な被害への賠償から、関係各所への会見、再発防止策費用まで賄うことが可能。サイバー攻撃なども想定して加入する保険。

傷害保険・・・けがをした場合の入通院費や実費負担分を補償。日常のケガやスポーツでのケガにも対応可能。
スポーツ選手やお子さんのケガの備えなどを想定し加入する保険。

医療・がん保険・・・損害保険での医療・がん保険は基本的に掛かった医療費分を補償するタイプ。その為、保険料も安価に合理的な補償を備えることが可能。

生命保険と損害保険どちらがいいの?

実際に保険を考える場合に、生命保険と損害保険を同時にお考えになったり、同時に提案をされた経験は少ないのではないでしょうか?
先述のとおり、生保と損保は似て非なるところがありますので、それぞれ目的に合わせて加入する必要があります。
しかし、うまく組み合わせることで補完しあい、より盤石な備えを合理的に持つことができます。

ここからは、それぞれのメリットデメリットをより実践的にご紹介してみたいと思います。

保険期間の違い

生命保険は保険期間の幅が多く、5年や10年という保険期間も設定可能ですし、終身保障などの長期契約も結ぶことができます。

損害保険は、反対に1年更新などの短い保険期間で加入するものが一般的です。長いものでも火災保険で10年です。

保険料の違い

一般的に生命保険の方が保険料が高く、損害保険の方が安くなります。これは上記の保険期間と保険金の定額支払いか損害を被った分だけ(実損填補)かの差です。
契約時点で終身の保障を約束する生命保険と1年間の補償だけを約束する損害保険。
保険内容によって異なりますが、実際に支払いの可能性が高いのは生命保険です。

また、支払い条件に該当した際に、損害額に関係なく保険金を支払う生命保険と、実際の損害額のみを支払う損害保険という特性も保険料の差がでる要因です。

貯蓄性能の違い

損害保険は一般的に払い込んだ保険料が戻ってこない、いわゆる掛け捨ての保険です。
生命保険に関しては、商品の種類により貯蓄性を兼ね備えています。保障を持ちながら、保障を使わなかった場合に保険料分が解約返戻金として戻ったり、運用によっては支払保険料以上の解約返戻金が見込める商品もあります。

支払い方法の違い

現在では保険料をクレジットカードで支払うことが可能であり、契約者様のなかにはポイントやマイルが貯まるので、ぜひカードで支払いを行いたいというご要望が増えています。保険会社によって条件が異なりますが、クレジットカードでのお支払いをオススメしています。※一部保険会社はクレジットカード払いができない会社もありますので、詳しくはお問い合わせください。

法人契約での違い

法人で保険を契約する場合に決定的に違う部分があります。それは申込の簡便さです。生命保険は保険対象が人であるために、申し込みの際には必ず面前での契約となり、告知や場合によっては健康診断の結果票の提出や医師の診査を受けなければなりません。

特に、福利厚生として従業員を対象とした保険契約の場合、原則として従業員全員と個別面談をしなければいけません。実務については保険募集人が動きますので、経営者自らエネルギーを使うことは少ないのですが、その点損害保険であれば、「会社の売り上げと業種だけで全従業員を補償します」というような保険会社もあります。

どちらがニーズにマッチしているかは検討したうえでご選択ください。

また、損害保険は保険料が全額損金となり、1年更新型となりますので比較的取り扱いやすいというメリットもあります。

 

まとめ

今回は、生命保険と損害保険の違いを簡単にまとめさせていただきました。
生損保がそれぞれに補完し合っている部分も多いですので、保険をご検討される際には、そのどちらにも知識のある担当者から話を聞いてみることをオススメいたします。

「なんだかなぁ」とパッといなかったものが意外と損害保険で見つかったり…などということもあります。
ぜひ、ご興味をお持ちになられましたらお気軽にお問い合わせください。