加入した火災保険を活用していますか?

加入した火災保険は活用していますか?

マンションや自宅を購入した際に、火災保険に加入されている方も多いと思います。

しかし、「加入はしたけど、実際にどんなときに使用できるのか分からない」「火災保険って火災の時しか使えないのでは?」

というお考えの方もいらっしゃいますよね?

今回は加入した火災保険の上手な活用方法について解説していきたいと思います。

火災保険の加入状況および被害件数について

昨今の温暖化などの影響で、自然災害が多くなっており、火災保険の活用方法について注目される機会が増えてきました。

内閣府の試算によると、住宅を所有する方のおよそ82%は火災保険に加入しているそうです。

参考:内閣府HP

しかし、加入割合が多い反面、実際に災害が起こったときにどのように利用できるかという点はなかなか周知されていないのではないでしょうか?

火災保険はその名の通り「火災時にしか保険が適用出来ない」と思われがちですが、対象範囲は決してそれだけではありません。

建物や家財を対象とする一般的な火災保険では、次のような事故による損害が補償されます。

・火災

・落雷

・破裂、爆発

・風災

・雪災、ひょう災

・水漏れ

・水災

・盗難

近年多くなっている自然災害の部分を、もう少し具体的に言うと

・台風や竜巻で屋根が飛ばされた場合

・雹(ひょう)が降って屋根に穴が開いた場合

・豪雨によって建物が壊れた場合

・豪雨による洪水で家が床上まで浸水した場合

などが対象になります。

損害保険料率算出機構のデータによると近年では「火災、落雷、破裂、爆発」などの申請件数は横ばいですが、自然災害の被害での保険金は増加傾向にあります。

保険金の推移

参考:損害保険料率算出機構HP

PDF:2019年度火災保険・地震保険の概況 ※25ページ参照

そして、こちらが自然災害による支払い状況です。

PDF:2019年度火災保険・地震保険の概況 ※26ページ参照

自然災害による保険金支払いは、2011年度以降は台風や豪雨などにより高額になる傾向が続いています。

特に近年は、異常気象が多く発生しているため、保険金支払いの増加が顕著になっています。

主な自然災害 保険金(見込含む)
2018年度 平成30年7月豪雨、台風21号、台風24号 累計13,578億円(2019年3月末時点)
2019年度 令和元年房総半島台風(台風15号)、令和元年東日本台風(台風19号) 累計8,582億円(2020年3月末時点)

※一般社団法人 日本損害保険協会調べ

PDF:2019年度火災保険・地震保険の概況 ※26ページ参照

小規模被害でも給付金がもらえるケースも

これらを踏まえ、台風や水害でも使えることは皆さんも理解出来たと思います。

しかし、実際には多少のキズや過ぎ去った被害に関しては「面倒だから」と保険申請をされていない方も多くいらっしゃいます。

例えば、「強風で瓦屋根が割れてしまった」「飛来物によって外壁が剥がれた」といった場面に遭遇した場合、まずは加入されている火災保険の担当者に「このケースだと火災保険は利用できますか?」と確認されるのが良いでしょう。

何故かと言うと、損害保険というのは「これはダメかな」と思える小規模なものでも、意外に適用されて保険金が下りるケースが多々あるからです。

火災保険の担当者もプロなので安心して下さい。

何度もこのようなケースを経験されている方でしょうから、疑問点などがあれば何でも解答してもらえると思います。

火災保険申請は保険屋の腕の見せ所

皆さんは火災保険に加入するときには、複数の会社・商品を比較して検討されると思います。

しかし、実際に利用するときにどのような手順を踏み、どのくらいの金額がもらえるかという点に関しては、なかなか把握されていない方が多いのではないでしょうか?

もちろん、加入当初は被害に遭っていませんし、保険適用されたことがない方がほとんどでしょうから分からないというのは当然なのですが。

我々の仕事は、皆様が安心して暮らせるように最適な保険を提案することはもちろんですが、このような時にしっかりと保険申請を円滑に行うことも腕の見せ所なのです。

火災保険を利用して、どのくらいの給付金が受け取れるかは、保険担当者の経験値がものをいいます。

当然ですが、我々も代理店ではありますが、この点はしっかりとご提案させて頂いております。

もちろん、保険会社から沢山の給付金がお客様に適用出来たとしても我々の売り上げには影響はありません。

この点に関しては、いかにお客様に喜んで頂けるか、貢献できるかを最優先に考えて行動しております。

まとめ:被害を受けたらまずは保険のプロに相談を

いかがでしょうか?

今回のご説明の要点をまとめてみました。

  • 火災保険は地震、台風、水害、破損・汚染などに使える
  • その他にも色々使える機会がある

今後、大きな自然災害が発生し、ご自身の家も被害を受ける可能性があると思います。

火災保険はまだまだ活用されていない方も多くいらっしゃると思いますので、この機会に検討してみてはいかがでしょうか?

ご自身が加入されている火災保険の内容について、一度確認しておきたいという方は是非お問い合わせ下さい。

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