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知っておきたい保険の「3つの型」
保険加入を検討される時に営業マンの方とお話することがあると思います。
その時に「この人の提案内容が果たして自分に合っているのか」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか?
これからの時代、保険選びは営業マンの言いなりではなく、しっかりとご自身の判断基準を持つことが大切になってきます。
今回はご自身にとって「どのような保障があると良いのか」を理解するための「保険の型」について解説します。
生命保険は大きく分けて3種類
保険と聞くと「死亡保険」「ガン保険」「働けなくなった時の保険」など色々な商品を思い浮かべると思います。
今回は保障内容についてではなく、基本となる「保険の型」が3種類あることをしっかりとご説明していきます。
その3つの型とは
・定期保険
・養老保険
・終身保険
です。
1つずつ内容を見ていきましょう。
定期保険
一定の期間だけ保険に加入するのが「定期保険」。読んで字のごとく期間を定めて加入する保険です。
例えば、「10年間」「20年間」や「60歳」「65歳」といったように決まった期間、何かあったときに保障してくれるものになります。
また、特徴としては「掛け捨て」であるということです。掛け捨てとは支払った保険料が保険終了後に返ってこないということです。
定期保険は一般的に掛け捨てではありますが、性質上、保険期間の中ほどにおいては一部貯まっているお金(解約返戻金)がある場合もあります。
しかし、基本的に満期を迎えると戻ってくるお金は0円となります。
養老保険
特徴が2つあり、1つ目は定期保険と同じように保険期間が「一定期間に限定」されている点です。
その期間内で何かあったときに保障が受けられます。
2つ目の特徴が「積み立て」である点です。
例えば20年間保険に加入し続けていれば、保険ですから死亡保障が付いてきます。
そのため、20年間のうちに亡くなってしまった場合には、当然ですが死亡保険金を受け取ることが可能です。
ここからが定期保険とは異なる部分です。
養老保険は、保険期間を終えた際に生存されていた場合に、満期保険金として死亡保険金と同額が受け取れます。
よって「生死混合保険」などと呼ばれたりもします。
商品によって若干の増減がありますが、概ねそのくらいのお金を受け取ることが出来ます。
終身保険
こちらは定期保険・養老保険と違い、名前の通り保障期間が「身が終わるまで」つまり一生涯続くというのが特徴です。
「掛け捨て」「積み立て」という点に関しては、商品によって異なってきます。
例えば、医療保険を終身の期間として加入する際には「掛け捨て」もしくは「積み立て」両方の商品を選ぶことが可能です。
ご自身が「生涯亡くなるまでの保険をしっかりと充実させたい」という方であれば、終身保険を選択した方が良いということです。
「3つの型」の具体的な考え方・選び方とは?
もう少し3種類の保険について詳しく解説していきます。
まず、定期保険については、「一定期間保障が必要」という方に適したものになります。
例えば、今小さな子どもが2人いて、もしご自身が急に亡くなってしまった場合、今の貯金だけで家族を養っていけるでしょうか?
大抵の場合、なかなか難しいと思います。
そのような時に需要あるのが「定期保険」です。
教育費を含めた生活費を賄うことが可能です。
子どもが大学を卒業するまでの期間、保険で対応出来るように対策を取っておけば、万が一の時のリスクヘッジになります。
定期保険は掛け捨てでも大きな保障を得ることが出来るので、上記のような場合に適した保険と言えるでしょう。
次に養老保険ですが、実は教育費用を積み立てる「学資保険」と似たような性質の保険になります。
「子どもが大学生になるまでの15年間で400万円貯めたい」というような目標がある場合に活用出来るのが養老保険です。
良いところは積み立てが出来るだけでなく、その期間内にご自身に何かあったときにも保険が適用される点です。
「積立」と「保険」の両立を希望される方にとってはオススメの保険になります。
最後に終身保険ですが、こちらの保険は今後の人生を考えた時に「必ず必要となる費用は何なのか?」を検討した上で、選択してもらいたいものになります。
例えば、お葬式代やお墓代はもちろん、相続が発生する場合は、その時に相続税を支払わないといけません。
そうなると現金が必要になります。
そのような時に必要なお金がどのくらいあるのかをしっかりと検討していただき、その費用を賄える保険に入るのが良いと思います。
まとめ:目的を見据えた保険加入を
いかがでしょうか?
今回は3種類の保険の考え方について解説しました。
要点をまとめましたのでご確認下さい。
・定期保険・・・期間限定の掛け捨て保険
・養老保険・・・将来を見据えた貯蓄型保険
・終身保険・・・生涯を通じて発生する費用を賄う保険
それぞれの特徴を理解した上で、ご自身に適した入り方を検討されるのが良いと思います。
「自分が入っている保険がどの種類に属しているのか?」を把握して、それ以外に備えるべき保険がないかを判断していくことをオススメします。
検討する際に、ご不明な点があればお気軽にお問い合わせ下さい。
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