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おすすめの医療保険の入り方とは?
結婚、出産、子育て、マイホーム…など将来かかるお金はしっかり確保しておきたいものです。
そして、万が一に備えて、病気やケガで入院した時のために医療保険は必要だと言えると思います。
しかし、医療保険と言っても保険の種類はたくさんあるので、どれに加入したら良いのか分からないという方も多いのではないでしょうか?
今回は新規加入や見直しをする時に、最低限確認しておいてもらいたい点について解説していきたいと思います。
結論:保険加入で押さえるポイントは3つ
医療保険に加入する時や見直しをする時に、気を付けてもらいたい点はたくさんありますが、特に押さえてもらいたいポイントは下記の3点です。
・患者調査の内容を語れる担当者から入る
・入院一時金にこだわる
・保険料免除特約
優先順位をどうするかは個々の判断になりますが、少なくともこの3つはしっかり確認しておくことをおすすめします。
それでは、一つずつ説明していきましょう。
患者調査の内容を語れる担当者から入る
皆さん、「患者調査」というものをご存知でしょうか?
これは、全国の医療施設を利用する患者を対象とし、3年に1度厚生労働省が行っている調査になります。
利用患者の属性や入院・来院時の状況を明らかにして、「何の病気に対して、どのくらい入院していたか」などがまとめられています。
そのデータは見れば、今求められている医療保険の入り方が分かります。
つまり、担当の方が最新データに基づいて、しっかりと保険の提案をしてくれるかどうか見極めることが大切です。
この部分は押さえてほしい3つのポイントの中で、一番重要だと思っております。
ちなみに近年では、ケガや病気で入院する日数がだんだん短くなっているのをご存知でしょうか?
平成29年に実施した患者調査によると、
退院患者の在院期間は病院が「0~14日」が68.2%、「15~30日」が15.7%、一般診療所は「0~14日」が83.5%、「15~30日」が8.1%となっております。
参考資料:厚生労働省 患者調査の概況(平成29年)
つまり、100日を超えるようなケースはあまり多くなく、ほとんどが2週間以内というのが現状です。
これらの実情を踏まえて、しっかりと提案してくれる担当者を選ぶことが重要になります。
入院一時金にこだわる
入院日数が短くなっているのはデータ上で理解出来ますが、医療費が安くなっているかというとそうではありません。
高額療養費制度が月またぎで効かないケースだと、10日入院するだけで諸雑費を含め、約14~15万円くらいかかってきます。※高額療養費制度についてはこちら
その対策に欠かせないのが「入院一時金」です。
医療保険には、入院すると入院一日あたり○○円が給付されるという主契約があります。
設定金額の幅は、1日3,000円~20,000円が一般的です。
しかし、入院日数が少なくなっている以上、主契約はそれほど重要ではありません。(仮に長期入院に備える場合であれば、現在は8大疾病入院日数無制限とする等の特約が用意されています。)
最低限の保険料で入りたいということであれば、月3,000円程度で良いと思います。
その代わり、入院一時金をできるだけ多くするのが効果的であり、最大20万円まで設定が可能です。
つまり、一泊二日の入院もしくは日帰り入院でも20万円もらえるので安心です。
保険料免除特約
3つ目の「保険料免除特約」というのは、特約内容が優れているかどうかの確認です。
医療保険の保険期間は終身が多いですが、支払い期限は60歳払いや65歳払い、終身払いなど様々ご選択いただけます。
もし、保険料免除特約が優れているのであれば、支払い期間を長くするという方法が合理的という考え方ができます。例えば終身払いにしておくことで月々の保険料を低く抑え、将来保険料が払込免除になることも視野にいれた支払いプランも良いのではないかと思います。
優れた保険料免除特約の内容ですと、3疾病による入院(日帰り入院含む)により保険料免除になったり、8大疾病を原因として所定の条件になると保険料免除となるという内容のものもあります。
具体的には
・ガン
・脳血管疾患
・心疾患
(ここまでが3疾病)
・肝硬変
・慢性膵炎
・慢性腎不全
・糖尿病
・高血圧性疾患や臓器移植
になると保険料が免除になります。
※各疾病による条件について詳細はお問合せください。
これまでの特約は、ここまで優れた内容ではありませんでした。これまでの保険料免除対象は「脳血管疾患」ではなく「脳梗塞(脳卒中)」、「心疾患」ではなく「急性心筋梗塞」というように範囲が限定的であったり、入院日数が継続15日や20日続いた場合など、より重症化した場合で使える特約でした。
現在は、8大疾病まで範囲が広がっている特約があり、入院短期化なども加味した内容に変化しています。
まとめ:保険内容の比較・見直しがおすすめ
いかがでしょうか?
今回の内容を改めて振り返ると、押さえておくべきポイントして
・患者調査の内容を語れる担当者から入る
・入院一時金にこだわる
・保険料免除特約
を挙げさせて頂きました。
現在の医療保険は以前に比べて価格も安くなっておりますし、保障内容も充実しております。
日々保障内容は良くなっているので、若い時に入った保険が必ず良いかというとそうではありません。
そしてこれから先も保険の内容は改善されていくことになると思います。
その都度、保険も内容を確認して最新の情報を取り入れて、ご自身が加入されている保険内容を確認・アップデートすることをおすすめします。
ご自身のお考えも含めてご自身に「合う・合わない」は、一度見比べて頂き、メリットが多ければ切り替えれば良いと思います。
もし、少しでもご興味があればお気軽に当社にご相談下さい。

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