入り口が全てではない!保険のアフターフォローの重要性

これまで述べてきたように、現在の保険業界で最も重視されるのは「新規契約を取る」ということ。お客さまにとっては保険の「入り口」、契約を結ぶ時が最も重視されているのです。しかしお客さまにとって、本当に重要なのは「出口」、実際に保険金を受け取る、あるいは使用する時ではないでしょうか?

特に中小企業の保険の場合、その出口を綿密にプランニングしておくことで、保険特有の「守り」の機能以外だけでなく、税対策、相続対策などのさまざまな力を引き出すことができるのです。

ほとんどのお客さまは、十分な出口計画を立てた上で保険に加入したはずですし、お客さまご自身も特に不満を感じてはいないはずです。そのため、一度入った保険のほとんどは内容を見直されずに放置されます。

しかし、状況は刻一刻と変化するもの。お客さまの会社の経営状態、健康状態、社会情勢などの変化で、もしかしたら現在加入している保険だけでは備えが万全ではなくなっている可能性もあるのです。保険に特約をプラスしたり、別の新しい保険に切り替えたりした方が、さらなる安心を得ることができるかもしれません。

株式会社プラスでは、新規契約取得よりもご契約頂いただいたお客様お客さまのアフターフォローに重きを置いて運営しています。最低でも年に1度はご面談(場合によっては電話などでの会話)をさせていただき、お客さまの近況や会社の状態をヒアリングいたします。そして、お客さまの環境の変化や状況に応じた契約変更を的確にご案内いたします。

もちろん、保険の契約手数料が社の売り上げになるという点は、プラスも他の代理店と同じです。新規の契約を結ばなければ売り上げに響くという状況も同じです。それでも手数料で有利な保険のみを勧めることなく運営します。
そんな形で本当に売り上げを維持することができるのか、疑問に感じる方もいらっしゃるでしょう。実は、株式会社プラスでは、利益に対する考え方が他社とは根本的に違うのです。

プラスが考える「利益」とは

「はじめに」でも触れましたが、近年金融業界では「フィデューシャリー・デューティー」という言葉が脚光を浴びつつあります。「フィデューシャリー(Fiduciary)」とは受託者のこと。「デューティー(duty)」とは責任のこと。つまり、フィデューシャリー・デューティーとは、委託者が履行すべき責任や義務を指す言葉です。これは、近年金融庁が重視している言葉でもあります。保険業界におけるフィデューシャリー・デューティーとは、お客さまから信頼を持って委託された保険代理店や営業マンは、お客さまの利益を最大級に守る義務があるというものです。

プラスはどの保険代理店よりも先にこの言葉を真摯(しんし)に受け止め、実行に移していると自負しています。

保険に加入して頂いたお客さまの財産を守ることこそが、会社の利益につながると考えているからです。

新規契約を獲得するよりもアフターフォロー重視の方針を貫くことで、何よりも大切な利益である「お客さまからの厚い信頼」を得ることができるのです。そうすると、自然と新しいクライアントをどんどんご紹介いただくことになり、結果的に新規契約にもつながっています。つまり、お客さまの利益を守ることで、自社の利益をも守ることができているのです。

保険以外の余剰効果も

中小企業の経営者向けの生命保険に特化し、お客さまのアフターフォローを重視していくと、意外な余剰効果が発生します。お客さま同士がつながり、そこで新しいビジネスが生まれることがあるのです。これは予想外の喜びでした。
お客さまと綿密に打ち合わせをしていく中で、ビジネスのお話もたくさん出てきます。そんな中で、新しい取引先をご紹介することもできるようになったのです。何度かそんなケースに恵まれましたので、定期的にゴルフコンペを開催し、なかなか巡り合うことのない異業種の経営者の方々をお引き合わせすることで、新しいビジネスに発展するような場を設けることにしました。ご縁をつないでいくことでお客さまのビジネスが発展することが、長い目で見れば弊社の利益にもつながり、まさにWin-Winの関係を築くことができるのです。

保険をフル活用することで経営状況や人生を少しでも「プラス」にしたい、さらに保険という分野を超えて「プラス」をつないでいければと思い、会社名を「プラス」としました。株式会社プラスの業務を通して世の中を1ミリでもプラスに変えていくべく、保険業界の凝り固まった部分に一石を投じることができればと思っています。

 

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